悩める人
コミュニケーションのコツを誰か教えて欲しい。。
こんな悩みに答えていきます。
この記事の信頼性
KH
この記事を書いている私は、某一部上場企業の管理職です。
役職は、店長、エリアマネージャー、スーパーバイザーみたいな仕事を兼任してやっています。
常に100名以上の社員やアルバイトのマネジメントをしています。
運営者KHのプロフィール KH(@motivation_kh)
私の立場を端的に説明すると、他人のモチベーションを上げる立場にあります。
毎日100名以上の社員・従業員のヒューマンマネージメントをしているわけですから、いわばモチベーションを上げるプロです。
そのためすべての従業員の特徴を理解して日々、コミュニケーションを取っています。
私がこれまで経験してきたこと、実践してきたことを含めて解説していきます。
この記事の内容
【効果絶大】コミュ力高い人が実践している距離を縮める1日1回の声かけ
距離を縮める1日1回の声かけ
相手との距離を縮めるのには、1日1回の声かけが重要です。
なぜなら、人は話をしていない時間によって距離が空いていくからです。
エン・ジャパンの調査だと、転職を経験した人1万人にとったアンケートの半数以上の人が「人間関係」を理由に転職しているそうです。
1日に1回も話さない人はどれだけいるでしょうか。
- 同じオフィスにいて顔は合わせるけど一言も話さない
- 初対面の挨拶依頼、それ以来会話していない
人は、話していない期間が長ければ長いほど距離がひらいてしまいます。
よって、1日1回だけでも声かけをすることで距離を縮めることができます。
悩める人
という気持ちもわかります。以前は私もそう思っていました。
結論、本当に何でもいいので声かけすることが大切です。
「おはよう」「元気?」「髪切った?」「天気いいね」
こんなレベルでOKです。
【量>質】時間ではなく回数が大事
①「1人と1日10分会話する」②「1日1分、10人と会話する」のどちらが良いか
②「1日1分、10人と会話する」の方が効果的です。
私は毎日これを強く意識して働いています。
私は学生時代の経験でよく以下のようなことがよくありました。
- ある日、仲良い友達の紹介で新しい友達ができる
- 学校で顔を合わせるけど言葉は交わさない日々が続く
- なんとなく話しかけづらくなる
これは職場で「上司⇔部下」のような関係だとなおさらです。
「話さない時間=距離」となっていきますので、1日1回で良いので多くの人に声かけすることが重要です。
8割以上の人が人間関係に難しさを感じている
エン・ジャパンの調査によると
-
転職経験者の半数以上が「人間関係が転職のきっかけになったことがある」と回答。
-
8割以上が「今までの職場で、人間関係に難しさを感じたことがある」と回答。
-
職場での人間関係を良くするために工夫していること、「相手への理解」、「仕事以外のコミュニケーションを増やす」。
という結果だったそうです。
参考 1万人に聞く「職場の人間関係」意識調査―『エン転職』ユーザーアンケート―エン・ジャパン【勘違いしがち】「仕事以外のコミュニケーションを増やす」
上記のエン・ジャパンの調査で
職場での人間関係を良くするために工夫していることとして
- 「相手の価値観を理解する」(47%)
- 「相手の置かれている状況を考える」(47%)
- 「仕事以外のコミュニケーションを増やす」(38%)
という結果だったそうです。
悩める人
と思っている方も多いと思います。ちなみに私もそうです。
仕事以外のコミュニケーションは、職場で十分取れます。
- 休憩中に会話する
- 出勤前に声をかける
- 退勤後に少し会話する
こんなレベルでもOKなので毎日会話することが大事です。
同じエン・ジャパンの調査で、”女性に聞く「職場の人間関係」意識調査”では、「業務時間外の交友を望まない」が「望む」を上回る。という結果も出ています。
そもそも誰でも仕事は仕事、プライベートは切り分けたいという考えを持っています。
参考記事のタイトルとURLを入力してください人間関係を良好に保つためには、職場でのみコミュニケーションを取ると割り切りましょう。
ただし、「話さない時間=距離」となっていきますので、1日1回で良いので多くの人に声かけすることを意識すべき。
コミュニケーションを円滑にするコツ「聞く力」
コミュ力のコツ=聞く力
コミュ力のコツ=聞く力です。
なぜなら、コミュニケーションは相手が「何を求めているか」「欲しい情報は何か」を理解することから始まるからです。
コミュ力が低い人がしている最大の勘違いが「コミュ力高い=話し上手」だと思っています。
- 話しがうまい人
- 明るい人
- 愛想の良い人
コミュ力が高いのが上記のような人だと思っているのは勘違いです。
まずはコミュニケーションとは何かを正しく理解すべきです。
そもそもコミュニケーションとは
コミュニケーション能力(コミュニケーションのうりょく、communication ability)は、「他者と意思疎通を上手に図る能力」を意味する。コミュ力(コミュりょく)と略されることもある。
出典:Wikipedia
つまり、コミュニケーションとは意思を伝えること。
- 正:communication = 意思をもって会話する
- 誤:coversation = 会話、対話
例えば、「出身はどこですか?」と相手に聞くときに
- 間が嫌でなんとなく会話する → ただの会話(カンバセーション)
- この人の人となりを知ろう、一緒に仕事していくために仲良くなろうと思って会話する
→ 意思のある会話(コミュニケーション)
何のために話しかけているのか、そこに意思があればコミュニケーションとなります。
8割人に重視される聞く力
東証1部上場企業の人事担当者(121社から回答)にとったアンケート結果だと
社内のコミュニケーションに「課題がある」と考えている企業:71%
そして、社員のコミュニケーション能力の向上で求めていること
- 的確に説明・報告する能力 :90%
- 人の話をしっかり聞き取る力 :83%
- 適切な敬語を使う力 :31%
いわゆる「報・連・相」スキルに次いで話しを聞く力という回答が多くの割合を占めています。
参考 コミュニケーション・コミュニケーション能力等の内容に言及した調査の例 コミュニケーション・コミュニケーション能力等の内容に言及した調査の例まずは聞く力を意識して相手が「何を求めているか」「欲しい情報は何か」を理解することが重要です。
気持ちを円滑伝えるコミュニケーション術「アイメッセージ」
相手に気持ちを伝える際はアイメッセージを使う
アイメッセージを理解し、使うことでコミュ力が劇的に上がります。
- (正)i (私) message
- (誤)eye(目) massage
アイメッセージの「アイ」とは「I=私」の意味です。
アイメッセージの逆は「ユー(YOU)メッセージ」といいます。
これはアドラー心理学で使われている表現方法です。つまり心理学という学問で提唱されている手法です。
「私」を主語にすることで気持ちが伝わる
アイメッセージの例
- (私は)そんなこと言われて悲しい
- (私は)連絡がなくて心配している
- (私は)それをやってほしくない
ユーメッセージの例
- (あなたは)なぜそんな言い方をするの
- (あなたは)なぜ連絡しないの
- (あなたは)なぜそれをするの
アイメッセージを意識して話すことで物事を柔らかく伝えることができます
相手(あなた)を主語にするユーメッセージでは相手を責めているように感じてしまうからです。
「私の言っていることが正しい、言う通りにしなさい。」といったように感じてしまいます。
そうすると責められた相手は、怒ったり、反論したりと感情を出して自分を守ろうとしてしまいます。
対して、自分(私)を主語にすると、あくまで自分の意見や思い、主観であることを伝えることができるので相手を責めるような印象は薄くなります。

アイメッセージは簡単に学べて即実行可能
アイメッセージでは、命令や指示を出されている訳ではないのでやるか・やらないかはその人次第です。
しかし、多くの人がユーメッセージよりもアイメッセージでの伝え方に心を動かされます。
アイメッセージは意識ひとつで即実行可能です。ですが、多くの人がこれを意識していない、または知りません。
つまりユーメッセージを使っているのです。
アイメッセージは簡単に学べて即実行可能です。
おすすめの書籍等は別記事で紹介しています。こんな超簡単な方法は知らないと損です。

まとめ
- 相手との距離を縮めるには1日1回の声かけが重要
- 声かけは「質」や「時間」ではなくて「回数」を意識する
- コミュ力が高い=話し上手ではなく「聞き上手」
- 伝えるときはアイメッセージを使う